生活相談員の勉強部屋

施設でのクラスター発生に備える!!やっておくべき3つのポイント★

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 皆さん、お疲れ様です。本日は、施設でのクラスターに備えてやっておいた方が良い対策についてまとめていきたいと思います。厚生労働省等のガイドラインや指針などにより、各事業所において準備をされている所も多いと思いますが、発生してしまうと身動きがとれず、忘れがちになってしまう事もありますので、事前準備の参考にして頂ければと思います。

ポイントは事前に備えること、初動の確認、物品の確保

 ポイントとしては、事前の備えと初動の確認、必要物品の確保になります。現状考えているよりも実際はもっと大変な状況になると想定していると良いと思います。クラスターが最小限に抑えられればそれで良いと思いますし、そうならなかった場合の想定もしておくと、いざ発生した場合にも落ち着いて行動できると思います。新型コロナウイルスに関しては、想定外なんてことはないくらいに想定しておいた方が良いと思います。

ポイント①事前の備え、確認しておく事

通常の時からできることの確認

 施設内で感染が発生していない状況であっても、基本となる感染予防はしっかり実施しておきましょう。具体的には密にならない環境、ソーシャルディスタンス、マスク着用や手洗いうがい、手指消毒、そして福祉施設職員としての自覚を持った行動の確認です。

休憩時は少人数で、食事中は会話をせず換気の徹底をする

 休憩時間は、忙しい業務の中で一息つける大切な時間ですが、ついつい職員同士で話が盛り上がってしまったり、距離が近くなってしまいがちです。休憩スペースについては、人数制限や感染予防のためのルールを決めるなどして、なるべく職員同士の感染リスクを最小限にする努力をすると良いと思います。私たちの事業所では、食事・休憩は各自の車中でとっていました。

発生時のシミュレーション

 新型コロナウイルスの感染疑いや実際に陽性者が出た場合の業務内容の検討職員配置の再構築発生場所ごとにゾーンニングの仕方を検討しておかなければなりません。その地域の保健所にもよりますが、事前に感染予防の対応策を確認して頂けるようであれば、確認してもらった方が良いと思います。私たちの事業所は、事前に対応の確認をしたい旨を連絡しましたが、断られました。当初は管轄地域に感染拡大の様子はなかったですが...。以前に書いたようにあとから「これだから素人は...」みたいにダメ出しされるくらいなら、確認してもらいたかったです。

レッドゾーン進入禁止
役割分担の振り分け

 発生時にいち早く対策本部を立ち上げ指示系統を職員が把握しておく必要があります。これは超大事です。実際、私の施設では「誰が指示出しているか分からない。」「情報が降りてこない。」「対応が変わった事をしらなかった。」などの声が上がりました。対策本部のメンバーやその設置場所などは事前に準備しておく事をおすすめします。また。万が一メンバーが陽性になった場合も考えて、それを引き継ぐべきメンバーも選定しておきましょう。情報共有については、毎日決まった時間にデイリーミーティングを行うと良いと思います。

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ポイント②初動対応

 いち早く感染拡大を防ぐために初動はめちゃくちゃ大事です。これが遅れてしまうと一気に感染が広がってしまいます。そのポイントについてまとめていきます。

迷わずに保健所や相談機関へ連絡

 感染が確認されていない状況でも、疑われるような状態であればすぐに保健所や相談機関へ連絡をし、指示をもらいましょう。管轄する地域の保健所によっては、「その程度(喉が痛くて怠い)では、検査の対象になりませんね。」とか「様子を見て続くようなら連絡ください。」と言われてしまうかもしれません。そのような場合は、嘱託医や協力病院などに相談するのも良いでしょう。感染の有無が分からない状態で介護を行うのは不安が大きいですし、万が一陽性だった場合に、感染が一気に広がってしまいます。疑いがある時は、迷わず相談しましょう。

疑いの段階での対応

 感染が疑われる状況になったら、改めて消毒の徹底等の衛生管理対応する職員の振り分け入所者の居室対応など、すぐに行動に移すことを心がけましょう。やりすぎるくらいに対応する事で、感染拡大を最小限に抑えられる可能性が出てきます。手間があるからといって、ここで十分な対応が行われないと後の負担の方が大きくなっています。初動の段階でやり尽くすくらいの気持ちで良いと思います。

ポイント③備品の確保

 感染予防のガウンやマスク、プラスチック手袋などはあっという間になくなっていきます。本当にあっという間です。レッドゾーンでの出入りだけでも毎日何十枚と使用します。県や市町村、保健所などに確認して援助を受けつつも、法人内で融通を利かせたりすることも必要なってきます。とにかく必要だと思っている以上に必要だと思ってください。

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