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【すぐ使える】福祉施設職員の法定研修「倫理及び法令遵守」 ~法令遵守編~

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 こんにちは、ほしくずです。

 今回は、施設での研修を担当しているボクが、実際に施設研修で使用している資料をアレンジしてご紹介していきたいと思います。このブログでは、少しでも皆さんのお役に立てるように【すぐ使える研修シリーズ】として、研修資料や動画をご準備していますので、ぜひご活用ください。

 

 今回は『法令遵守』についてです。

 今回の記事でお話する内容はこちら↓

研修内容のポイント

✅法令遵守(コンプライアンス)とは

✅法令遵守の重要性について

✅施設運営に関わる様々な法令

✅まとめ

 

法定研修『倫理及び法令遵守に関する研修(法令遵守編)』研修動画

法令遵守(コンプライアンス)とは

 「法令」「法」という言葉を国語辞典等で確認すると以下の内容になります。

〇社会秩序維持のための規範

〇国家権力による強制力を伴う

 「倫理」とは、また違う次元の規範であると言えます。

「倫理」と「法令」の違い

 「倫理」も「法令」も物事の善悪の判断の規準となるべきもであり、共通するものもありますが、以下の内容について異なったものと言えます。

倫理

・正しい行為とは何かというものを判断する

・自らの心の内側から判断するもの

法令

・正しくない行為、間違いを示すもの

・外的強制力により判断されるもの 

法令遵守の重要性について

 法令を守ることは、当たり前ですが重要なことです。特に福祉事業は制度内事業体と言われるように、制度に沿って事業を行い、介護報酬という収入を得ています。施設長や役職員であれば、その法令を理解し、必要な場合は勉強をして法令に沿った形で運営をしていきます。しかし、一般の介護職員などが、法令を理解し、日々の業務を意識して行っていることはほぼないのではないでしょうか⁈

 例えば身体拘束について。身体拘束は平成12年の介護保険制度開始と同時に原則禁止とされました。

 私の経験では、身体拘束は、その行為自体が虐待と認定されることを知らないという職員がいたり、病院で拘束してたから、退院後も引き続き拘束をするという安易な考え方をする職員もいました。

身体拘束は虐待なんです

 緊急やむを得ない状況で、拘束を行う場合もいくつかの手続きを踏まなければなりません。※詳細は割愛します。

 これらの制度を知らずに、または勝手な解釈により身体拘束を行っていたとすれば、法令違反となります。日々の介護ひとつとっても、法令に準じて業務が実施できているか、常にチェックしていかなければなりません

介護保険事業に係る関係法令

《主な関係法令》(各法に基づく政省令、告示等を含む。)
・介護保険法 ・老人福祉法
・法令の規定により条例に委任された基準等に関する条例
・高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
・社会福祉法 ・労働基準法 ・公益通報者保護法 など

 少なく見てもこれくらいの法令が事業に関わっています。もちろんすべての法令を完璧に理解している人はいないと思います。しかし、何か事業を行なったり、イレギュラーな対応が必要になった時に、それが法令に違反していないか、その都度確認する事が必要です。

 生活相談員や介護主任などは、介護報酬改定や介護保険制度改正などには常に注意をむけておく必要があります。加算要件の変更や解釈通知などの情報を把握し、介護現場に落とし込めるように意識しておきましょう。

まとめ

 法令遵守は、事業を運営してい上で基本的な事です。しかし、職員一人ひとりが、法令に関心を持っていないと、いつの間にか法令違反を犯していたり、不適切なケアが常態化してしまう可能性もあります。

 職員ひとりの行為が、法人のイメージダウンや事業停止につながる可能性もあります。

 研修を通じて、関係法令に少しでも興味を持ち、意識的に取り組んでいく事が重要です。

 お疲れさまでした。

法定研修『倫理及び法令遵守に関する研修(倫理編)』はこちら

『倫理及び法令遵守に関する研修(倫理編)』

【すぐ使える】福祉施設職員の法定研修「倫理及び法令遵守」~職員の倫理編~

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