こんにちは、ほしくずのクズです。
自分の感情を分析して振り返ることはできていますか?介護の仕事では、自分の思うようにいかない事が多々あります。イライラしたり、言動が乱暴になったり。どちらかというと仕事中に抱く感情はネガティブなものが多いのではないでしょうか?今回は、怒りや苦しみ、悲しみなど自分の感情とどう向き合い、どう成長に結びつけていけば良いのかというお話です。
今回の【介護職員の成長コンパス】でお話する内容はこちら↓
✅ネガティブな感情やイライラする気持ちにについて
✅ネガティブな感情から成長へつなげる道しるべ
✅定期的な自己点検で自分の感情について知る
誰もが抱くネガティブな感情
日々の生活の中で、私たちは様々な感情を抱く。喜びや楽しみ、安心感などのポジティブな感情もあれば、悲しみや苦しみ、怒りといったネガティブな感情もある。
ネガティブな感情は、時に心を支配し、それが言葉や行動となって表れ、家庭環境や仕事に大きな影を落とす可能性がある。ネガティブな感情というのは、ポジティブな感情に比べて非常にパワーが強くて、心への影響も大きい。その感情のまま行動してしまえば、その結果も必然的にネガティブなものになりやすい(虐待や不適切なケアなど)。自分の感情に気づくことが重要。
悲しみや苦しみの感情
日々の生活の中で、何かがうまくいかなかったり、何かを失ってしまったり、絶望を感じてしまう感情。
〇人間関係がうまくいかず、不和な状況が続いている
〇様々なアプローチをしても、認知症のご利用者との関係を築けない
〇大切なご利用者がお亡くなりになられてしまう
〇資格試験に調整しても合格できず、落ち込んでしまう
怒りやイライラの感情とは何か⁈
何らかの理由で、他者もしくは自分に向けられる非常に絶大なパワーを持った感情。その感情のまま行動してしまうと、止まらなくなってしまい、ネガティブな感情を全て放出してしまう可能性がある。
〇どうして主任は、もっと自分を評価してくれないのか
〇こんな状況になったのは、上の立場の人の管理が出来てないからだ
〇この利用者は、なぜ自分の言う事を聞いてくれないのか
〇どうして試験に合格できないんだ
イライラやネガティブな感情がもたらす影響
悲しみや苦しみ、怒りの感情に支配された心の状態は非常に危険。このネガティブな感情は、ものすごいパワーだから。人間が感情に支配されている状態。常に心が大きく揺さぶられている感じになる。
それは、心身共に大きなダメージを受ける。職場でのパフォーマンスが低下し、ご利用者に強い不安感を与えることになる。職員関係もギクシャクし、関係が悪化していく可能性もある。それだけ、大きな影響を与える。
イライラな感情から成長へ転換 感情への向き合い方
イライラな感情についてのネガティブな側面についてお話してきたが、適切に向き合い、経験を原動力とすることで、成長へとつなげることができる。それには、ネガティブなパワーに負けないパワーが必要になるわけだが...。
残念ながら、そのままでいいと思っている人は、そのまま感情のまま行動していけばいい。人のせいにしていればいい。人のせいにしても何も変わらない。自分が変わろうと決意するしかないのだから。
成長は、苦難を乗り越えた先にある
何も苦労したことがない、失敗したことがない人に成長は見込めない。次、どうすればうまくいくのか考える必要がないから。テレビや雑誌で取り上げられるのは成功体験の成功している部分のみフォーカスされている事が多いが、その裏には多くの試行錯誤が存在している。
苦難を乗り越えた忍耐力、継続する力が自身を成長へと導く。そのための思考や行動を身に付けさせてくれる。何度もいうが、自分の人生を人に委ねる、人のせいにするような人では、この成長はあり得ない。
あらゆる場面での経験が、介護のプロフェッショナルとしての自分につながる
自己点検しよう
自分の感情、心の状態について自己分析していく事で、次への成長につなげることができる。これは、単に頭の中で考えるのではなく、紙に書きだしていく事をお勧めする。自分の考えた事を言語化することで、自分の課題が明らかになってくるからだ。
おすすめは、『ゼロ秒思考』
『ゼロ秒思考』著:赤羽雄二がおすすめ。[affi id=68]
A4の用紙に自分の考えた事、思いついた事を次々と書き込んでいく。とてもシンプルだが、抜群に効果がある。ポイントは、全てを書くこと。誰かに見せたりするものではないので、気に入らない人、納得できない話、ムカついたこと、なんでもそこに気兼ねなく書いていく。そうする事で、気持ちの整理とクリアな頭で思考する事ができるようになる。課題も見えやすくなる。
こちら↓は、行動編☆
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自己点検で書き出すポイント
苦しい状況であれば
①何について
②いつから
③どのような場面で
④どういう感情を抱いているのか
⑤何が原因と思うのか
怒りの感情であれば
①何に怒りを感じているのか
②どの場面で感じたのか
③誰に対して感じたのか
④怒りを感じた原因は何か
これらをとにかく書いていくことで、自分の感情が整理されていく。書いていくうちに少し気持ちが軽くなったりする。そして次を考える余裕が少しだけ生まれる。
まず、自己分析をしてみよう
まとめ
今回は、感情について。特に怒りや苦しみ、悲しみなどのネガティブな感情についてお話しました。人間なので、感情があって当然、怒りがない人なんていません。大切なのは、その感情のままに行動しない事、自分がその感情に至った要因、自分がそういう感情に支配されている心の状態に気づくことです。
これらネガティブな感情は、それを乗り越える事で成長することができます。何度も言いますが、人のせいにしているうちは、成長できません。自分で決意し、行動する覚悟が必要です。