生活相談員の勉強部屋

【実録】クラスター施設の現実ー第3回

スポンサーリンク

広告表記

※アフィリエイト広告を含みます

スポンサーリンク

 皆さんお疲れ様です。前回は、抗原検査の結果、陽性者が発生したところまで記載させて頂きました。今回は、その後の対応やPCR検査などについて記載させて頂きたいと思います。

PCR検査

 抗原検査にて陽性者が出たことにより、PCR検査が実施されることになりました。すでに抗原検査陽性者はその日にPCR検査を受けて結果待ちの状態でしたので、対象はその他の全入所者と全職員です。当日、午後3時までの提出で翌日午前の結果判明とのことでした。

入所者及び職員のPCR検査

 抗原検査陽性者はPCR検査に結果も陽性でした。全入所者及び全職員の検査当日の午前中に、スピッツ等が施設に届き、午後の早い時間で回収できれば翌日に検査結果がわかるとのことでした。職員はゾーンニングにより、場所を分けて施設の看護師が実施。非番の職員は車内待機で看護師が回り検体を採取しました。細く長い綿棒で鼻の奥を10秒ほどグリグリされます。かなりの痛みが伴い、人によっては鼻血が出る人もいました。ひとりの検体を取るごとに手袋を替え、手の消毒を行いながら実施するので、かなりの時間を要しましたが、無事に全員の検体を採取する事ができました。

[affi id=19]

保健所の介入

 新型コロナウイルスの陽性者が出たことで、その日の夕方に保健所の職員と管轄内の病院の感染症専門の看護師が施設に来所。ゾーンニングや消毒などについてアドバイスを頂きました。

威圧的な態度と多くのダメ出しの連続

 会議室で現状の報告をさせていただいた後、感染が発生しているフロアを見て回り、アドバイスを頂きました。感染対策に不十分な点があった事は認めますが、終始威圧的な態度で「あれはダメ、こんなんだからダメなんだ。」的な話し方に苛立ちしかありませんでした。一緒に頑張ろうというより、迷惑なことしてくれたな...という感じで。

アドバイス頂いた内容まとめ

 感染対策が甘いので参考になるか分かりませんが、一応まとめておきます。

・マスクを2重にしたり、エプロンを2重に着用する事は無意味。

・即席で作った仕切りなどは、触れる可能性があるものであれば無意味。

・ゴミは医療廃棄物として処理。

・多床室は、発熱者が出た段階でレッドゾーンになるため、居室から出さない。

・グリーンゾーンとレッドゾーンの行き来しない

・洗面台には、感染リスクが高まるため濡れるものを置かない

・勤務している者は、濃厚接触者としての自覚を持って行動する事

-生活相談員の勉強部屋