介護職員の勉強部屋 認知症の理解

【すぐ使える】法定研修 「認知症及び認知症ケアに関する研修~認知症学ぶきっかけ作り~」 動画付き

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 お疲れ様です。ほしくずのクズきちです。

 今回お届けするのは、「認知症及び認知症ケアに関する研修」や新人研修、中途採用職員研修などに使える。認知症を学ぶための超入門編の内容になります。

 認知症の方と普段接している方や介護職員の方、認知症のご家族を介護されている方にとっては、認知症は誰でもなる可能性があり、非常に身近に感じられる症状だと思います。

 では、「認知症って何?」と聞かれた時に、どこまで答えられるでしょうか?

 介護や認知症の方との関わりがない一般の人が答えられないのは仕方がありません。

 しかし、施設などで介護をしている職員などは、ある程度答えられるレベルにないと、そもそも認知症ケアを行えないですよね?

 にもかかわらず、正確に答えられる職員って意外と少ないのではないでしょうか?

 私自身も以前は咄嗟に「認知症って何?」って聞かれてもすぐに答えられないことがあり、介護に携わる者として、非常に恥ずかしい想いをしたことがあります。

 こんな想いを皆さんにはして頂きたくないですし、介護のプロとして知っておいてもらいたいとも思います。

 今回は、認知症について聞かれた時に最低限答えられるなってほしい内容に焦点を絞って、研修記事としてまとめてみました。研修に活用して頂いても良いですし、個人で学びたい人もぜひ最後まで読んでいってください。

この研修記事の目的

✅認知症について学ぶことの必要性を理解すること

✅認知症の正しい知識を身につけるためのきっかけを作ること

✅認知症の特性、定義など基本となる知識を身につける

 記事と合わせて動画もご用意致しましたので、ご活用ください。

認知症及び認知症ケアに関する研修動画 ~認知症を学ぶこと~

認知症を学ぶことの重要性

 まずは、認知症の将来推計を確認していきたいと思います。

 現在、認知症の方がどれほどの人数いらっしゃるのか。今後、認知症の方はどれくらい増えていくのか。自分や自分の家族が認知症にある可能性もイメージしながら見て頂ければと思います。

 認知症は、これからますます増加し、より身近に感じられるようになります。早いうちから認知症について知っておくことで、早期発見早期治療を行うことができます。

 また施設などにおいても、認知症の方の割合は今後増加していく事が予想されます。認知症ケアについて、早い段階できちんとした知識を身につけておくことが重要になってきます。

認知症の将来推計

 日本における認知症の人の数は、2012(平成24年)で約462万人、65歳以上の約7人に1人と推計されます。

 2025年には、認知症の人は約700万人前後になる見込みです。

 認知症の方のケアに携わる機会が多くなるため、認知症の方を理解するための基礎知識を身につけることが重要であることが分かると思います。

 また、要介護認定を受けている方の6割以上が認知症の方であることが、上記の表からわかると思います。この数字は、認知症の方の増加とともにさらに増えていくことが予想されます。

認知症の定義

 認知症の定義については、介護保険法第5条の2に規定されています。

 「アルツハイマー病その他の神経変性疾患、脳血管疾患その他の疾患により、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態として政令で定める状態という」とされています。

 ※厚生労働省令で定める精神疾患(せん妄、鬱病その他の気分障害、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、統合失調症、妄想性障害、神経症性障害、知的障害その他これらに類する精神疾患)を除く。

(参考)国際疾病分類第10版(ICD-10)による診断基準

認知症の特性

 認知機能が低下した状態になると、状況の認識・理解・判断が適切にできていないこと自身では把握できない状態になります。

 そのため、周囲の状況に合わせた発言や行動ができず、つじつまの合わない言動になってしまうため、周りの人との関係に軋轢が生じやすい状態になってしまいます。そうなると、ご本人も周りの人もお互い強いストレスを感じるようになってしまうわけです。

 ですから、認知症の方に関わる人たちは、認知症の人の言動・行動の背景や意味を探り、本人の気持ちを考えて、自尊心を傷つけないように関わる必要がでてくるのです。

物忘れは認知症?

 認知症と聞くと真っ先にイメージするのが「物忘れ」という方も多いと思います。

 よくこんな会話も聞きますよね。

 「あぁ、また○○するの忘れてた。ボケた(認知症)かな。」

 先ほどの特性でご紹介したように、自分が認知症であるかどうかを判断することが難しい状態になっていることが認知症の特性ですので、認知症であることを本人が明確に自覚することは難しいと考えられます。 ※初期の段階では、自分が何かおかしいということは感じられています。

 下記の表で、加齢に伴う健忘(物忘れ)と認知症による健忘(物忘れ)は、全く異なることですので、確認してみて下さい。

加齢による健忘認知症の健忘
エピソード(出来事)○部分的に忘れる(食べたおかずを忘れる等) ○重要でないことを忘れる ○その日の出来事を振り返ることができる○全体を忘れる(食べたこと自体を忘れる) ○重要なことを忘れる ○数分で出来事を忘れる
ニュースや報道○概要を覚えている○関係ない事はすぐに忘れる
再 認○ヒントや指摘されれば思い出す○再認できず、指摘されるを不快に感じる
思い出すこと○すぐに思い出せなくても、記憶に残っており、後に思い出せる○記憶に残っていないため、思い出せない
症状に対する自覚○物忘れがでてきたことを自覚している○自覚が乏しい

認知症を引き起こす代表的な4つの疾患

 認知症のうち、約半数以上を占めるのがアルツハイマー型認知症です。次に多いのが脳血管性認知症レビー小体型認知症前頭側頭葉型認知症と続きます。

 それぞれの認知症については、また別の記事で解説いたします。

まとめ

 本日お話してきたい内容は以下のとおりです。

ポイント

認知症の人の数は、これからますます増えていくことが見込まれる

いつ誰が認知症になってもおかしくない

認知症について正しい知識を身につける必要がある

認知症の定義、認知症を引き起こす代表的な4つの疾患について知る

 今回の内容は、認知症に関する初歩的な内容です。認知症の高齢者に関わる介護職などは、認知症に関する知識は必ず必要となります。

 今回の内容をきっかけに、認知症に関して興味を持って頂き、自発的に認知症について学ぶきっかけにして頂ければと思います。

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