こんにちは、ほしくずです。
今日の内容は、社会福祉士国家試験に合格をしたい人向けの記事です。
以前にも、最新版【独学で突破】社会福祉士国家試験2022 勉強方法とおすすめテキストを公開☆合格最短ルート!で、社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法を書きました。
が、今回の勉強法は、その勉強法をブラッシュアップし、もっと簡単に合格する勉強法です。
テキストなし、ノートなし、模擬問題集なし!
使う参考書はたったの3冊!
という手軽さです。
前回の記事では、どちらかというと大学生向けの勉強法でしたが、今回は忙しい社会人でも、遊びたい大学生でも、一発合格を狙える超効率的な勉強法ですので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
社会福祉士国家試験とは
社会福祉士とは、社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、専門的な知識や技術を持って、障害のある方や生活困窮者、高齢者などが心身や生活環境等の理由により、日常生活を送るのに支障がある方に対して相談援助を行う専門職です。
いわゆるソーシャルワーカーってやつですね。
国家試験の目的は、社会福祉士として知識及び技術についてを確認するために行われます。
社会福祉士国家試験の合格率
直近5年間の社会福祉士国家試験の合格率・合格点・合格基準点を確認してみましょう。
昨年度の合格基準点が、105点と以上に高く、合格基準の得点率60%から難易度による補正が行われるにしても、問題自体に問題があったような結果でした。
実施年 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格基準点 (150点満点) |
令和3年度 | 31.1 % | 34,563 人 | 10,742人 | 105点 |
令和2年度 | 29.3% | 35,287人 | 10,333人 | 93点 |
令和元年度 | 29.3% | 39,629人 | 11,612人 | 88点 |
平成30年度 | 29.9% | 41,639人 | 12,456人 | 89点 |
平成29年度 | 30.2% | 43,937人 | 13,288人 | 99点 |
その他の日程では、合格率30%前後、合格基準点も90点前後で推移しています。
社会福祉士国家試験は、そんなに難しい試験じゃない
さて、上記の合格率30%という数字と周囲の噂話を聞くと、社会福祉士国家試験が難関試験のように思えてくるかもしれませんが、実はそんなに難しい試験ではありません。
その理由は3つあります。
難関試験ではない理由
1,記念受験の人、社会人受験生が含まれた合格率
2,非効率的な勉強法で勉強している人が多い
3,難解な文章や読解力が求められる問題は出題されない
少し詳しく解説しますね。
理由① 記念受験の人、社会人受験生が含まれた合格率
ひとつ目の理由として、記念受験生、社会人受験生が合格率に含まれていることがあげられます。
どの試験にも言えることですが、受験資格があるからといって、全員が合格を目指しているわけではありません。
「受験資格とったし、受験してみようかな。」 「俺は3年がかりで合格するつもりだから。」という人は、必ず一定数はいます。つまり、合格する気持ちのない人たちです。
社会人受験生が含まれていると合格率が下がるというのは、厚生労働省の社会福祉士国家試験合格発表を見れば分かります。
福祉系大学等ルートを見ても、新卒の合格率52.4%に比べて、既卒の合格率は15.3%と圧倒的に低いことが分かります。つまり、現役の大学生であれば、半分以上は合格していることになります。
合格率で、難しいと感じる必要は全然ありませんよね。
理由② 非効率的な勉強法で勉強している
社会福祉士国家試験の教科書すべてを並べてみたことありますか?
こんなにあるんですよ。これを最初から丁寧に読んで、ノート作って整理して、問題を解いていたら、時間がいくらあっても間に合いませんよね。全て読み終わるころには、最初に勉強したことを忘れてしまっています。
限られた時間の中で、いかに効率よく勉強するのかというのが重要であることがわかると思います。この量を読んでたら、そりゃ合格できませんよね。
理由③ 難解な文章や読解力が求められる問題は出題されない
社会福祉士国家試験は、マークシート方式で出題される問題も、長文ではありません。読解力も文章力も必要ない試験です。
第34回社会福祉士国家試験の問題
問題 9 記憶に関する次の記述のうち,展望的記憶の事例として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1 日本で一番大きな湖は琵琶湖だと知っていた。 ➡ ✕「意味的記憶」
2 以前行ったことがあるケーキ屋の場所を思い出すことができた。 ➡ ✕「エピソード記憶」
3 子どもの頃に鉄棒から落ちてケガしたことを思い出した。 ➡ ✕「自伝的記憶」
4 10 年ぶりに自転車に乗ったが、うまく乗ることができた。 ➡ ✕「手続き的記憶」
5 友人と遊園地に行く約束をしていたので、朝から出掛けた。 ➡ 〇「展望的記憶」
正解は5です。
あくまで一例ですが、問題文に対して正しいか間違っているかを答える問題がほとんどです。問題の意図を汲み取って、自分なりに解釈して、文章にすることはなく、正しい知識があるかどうかだけを問われています。
優れた読解力も読みやすい文章力も全く必要ない試験なのです。シンプルな基本的知識を問われる問題しか出題されません。
社会福祉士国家試験の勉強は、超シンプル!
さて、ここからがこの記事の本題、超簡単に合格する勉強法を紹介していきます。
やる事は、たったの3つです。
やる事は3つ
1,過去問をやる
2,とにかく繰り返す
3,他の教材に手を出さない
この3つを実践することで、間違いなく合格できます。
過去問は、解くのではなく読むもの
勉強は、いきなり過去問からで大丈夫です。ただし、注意点があります!
過去問を解かないでください!
「はっ?何言ってるの?」と思ったかもしれませんので、解説しますね。
いきなり解き始めようとすると、間違いなく挫折します。全然わからないからです。
だから、過去問を読むんです。やり方は、こう↓です。
過去問の読み方
設問を読む ➡ わかる、わからないを判断 ➡ 解説を読む
勉強を効率よく行っていくには、インプットとアウトプットを同時に実践していくのが一番です。
その方法として、過去問を読むのが一番手っ取り早い方法です。
社会福祉士国家試験過去問一問一答+αから始める
最適な参考書が、以下の2冊です。
一問一形式なので、勉強を始めやすく、試験の科目順になっているので、出題形式にも慣れることができます。また、分野ごと得意・不得意もわかるので、どの分野に力を入れるべきなのかが判断しやすくなるメリットもあります。
とにかく繰り返すこと
過去問を繰り返していくと、答えを覚えてきたり、文章の言い回しにも慣れてきます。また、解説を読みながら行うことで、正しい文章・間違っている文章やキーワードに気づきやすくなるので、正答率が高まってくるのを感じることができます。
一番大変なのは、勉強を始めてすぐ!
繰り返していくうちに、勉強スピードも上がり、正答率も高まるので、勉強が楽しくなってきますが、始めたての頃は全然解けずに挫折しそうになります。ここだけは、自分で乗り切るしかありません。
勉強を習慣化するまで、繰り返しできるかが合格への分かれ道!
何度も何度も一問一答をやりこめば、正しい回答や言い回しを覚えることが出来るようになり、文章の間違いにも気づきやすくなります。
そのレベルに達したら、1年度分の過去問チャレンジしてみましょう。
自信がついたら過去問にチャレンジ
こちら↓を使います。
一問一答で身につけた知識を過去問にぶつけてみましょう。初めて過去問にチャレンジすると、ある違和感を覚えます。
「あれ?思ったより解けない...」
そう、意外と解けないんです。トータル60点くらい取れれば良いほうです。一問一答では、答え自体を覚えていたり、参考書で書かれていた場所を覚えていただけで、実は曖昧だった部分が見えてきます。
この曖昧だった部分について、解説を読みながら繰り返していくこと!
これが、一番効果的です。ここでも精神的にきつい思いをするかもしれませんが、合格するためには繰り返すことが最も重要です。
社会福祉士国家試験の勉強をするための心構え
社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法について解説してきましたが、この記事を読んだだけでは、当然合格できません。
この記事を読んで、あなた自身が行動することが必要です。
社会福祉士国家試験を受験する心構えは3つです
受験する心構え
1,絶対合格する!という気持ちを持つこと
2,毎日勉強すること
3,情報や周囲の話に流されないこと
絶対合格する!という気持ちを持つこと
今回の勉強方法を実践するにあたり「絶対合格する」という気持ちがなければ、100%挫折します。そもそも、合格する気持ちがない人は、勉強する必要はありません。
合格する気がないなら、遊んだり、バイトしたり、恋愛したりするほうが、圧倒的に有意義な時間を過ごせます。
勉強するなら、合格するという意思表示が必要!
もし、本当に気持ちがあるなら、友達や親に「おれ、社会福祉士に絶対合格するから!」と宣言しておきましょう。
毎日勉強すること(エビングハウスの忘却曲線)
「エビングハウスの忘却曲線」というものを聞いたことがあると思います。
覚えたことが、時間の経過とともに忘れられてしまうという風に思われがちですが、実は「記憶」してから経過した時間が短いほど、次に同じものを「記憶」する時間が「節約(短縮)」されるという理解が正しいです。時間の経過とともに記憶の効率が悪くなっていきます。毎日勉強した方が、勉強効率がどんどん良くなり、勉強が捗るようになるのです。
飲み会やバイト、やる気が出ないなど毎日勉強しない理由は作り放題です。その中で、どれだけ毎日続けられるかが勝負の分かれ目になります。毎日がっつりでなくても、1問解く、参考書を開く、少しのことでも毎日勉強する取り組みはしていきましょう。
情報や周囲の話に流されないこと
勉強をしていると、「自分の勉強法が正しいのか」「もっと分かりやすい参考書があるのではないか」と不安になりやすく、さらにネットの情報や友人の話から、あれこれ手を出したくなってしまうものです。
ですが、いろいろなものに手を出すことは得策ではありません。参考書によって言い回しや解釈に微妙な違いがあり、かえって混乱を招くことになるからです。
いろんな参考書に浮気するより、ひとつの参考書を擦り切れるまで徹底的に勉強することが、合格への近道です。
社会福祉士国家試験勉強方法まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、社会福祉士国家試験の勉強方法について解説してきました。
今回お話した内容
・過去問は、読むもの
・繰り返すことの大切さ
・合格するという気持ちの重要性
・毎日勉強すること
・参考書の浮気をしない
社会福祉士国家試験は、勉強をきちんと行っていれば、間違いなく合格できる試験です。
敵は己のみ!
今日からさっそく勉強を始めましょう☆