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【悲報⁈朗報⁈】介護の仕事は大変?誰でもできる?菅総理、介護分野への参入に言及!

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 4月12日の衆議院決算行政監視委員会で、新型コロナウイルスの影響などにより失業した人に対して介護業界への参入を促す発言があった。だいたい失業者が増えたり、不景気になるとこの手の話はよく出てくる。介護業界は慢性的な人手不足である事は間違いない。だからといって誰でもできる仕事という訳ではない。

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介護がなめられてる⁈理由

 基本、介護業界は資格がなくても働くことができる。事業所によっては、正職員のチャンスも十分にあるのだ。介護の技術や知識は、介護現場で働きながら養われていくもの。そのため、働いてからでもその気持ち次第と圧倒的な業務量で1か月もすれば、基本的な介護技術は身についていく。仕事をする上で前提条件となるスキルはほぼなくても問題ない。よって誰でも参入しやすい業界と言える。

https://hoshikuzu-fukushi.com/sw-realdiary/805/

介護業界参入への施策

介護職就職支援金貸付事業

 未経験で介護・福祉業界へ転職する人を支援する制度。職業訓練として指定の研修を修了すると、最大20万円の就職支援金を借りることができるもの。また、その後2年間介護や福祉の現場で働くとで支援金の返済が全額免除される。

再就職準備金貸付事業

 介護職員としての知識や経験を持っている者が、再び介護の仕事に就くことをサポートするための貸付制度。介護のお仕事に復帰するための費用について、最大40万円を借りる事ができる。その後、2年間の介護職員の業務に従事することにより、返還が全額免除される。

介護職に向いている人は⁈転職のポイント

 介護職は、慢性的な人材不足から常に求人がある業界。新型コロナウイルス等の影響で失業した人も介護職であれば、正職員として働けるチャンスがあると言える。また、介護保険制度上の事業体であるため、爆発的に賃金が上がる事はないが、下がる事はほぼなく安定的な収入を得る事ができる。

https://hoshikuzu-fukushi.com/books/201/

 では、介護に向いている人とはどんな人なのだろうか⁈

介護職に向いている人

人と関わる事が好きであること

 基本的に介護職は人と接する仕事です。ご利用者されている方とはもちろん、ご家族や働いているスタッフなど多くの人と接しながら仕事をしています。介護の技術や知識は必要ですが、それ以前に、ご利用者に寄り添い、関わり合う姿勢が大切になります。

共感できる人

 自分本位ではなく、ご利用者やご家族の想いや意向に気持ちを寄せていける人は介護に向いています。言葉を話せないご利用者の心の痛みや小さな変化に気づくことができ、日々思いやりの気持ちを持って接することができる人は、ご利用者やご家族、スタッフの信頼も得られるでしょう。

臨機応変に対応できる人

 人と関わる仕事のため、毎日予定通り進むことはほとんどありません。発熱する方やお怪我をする方、家族からの急な問い合わせなど、その都度それぞれに対応していく必要があります。広い視野を持ち、ご利用者のちょっとした変化や異変気づき、早めに対応できる人は介護に向いている人と言えます。

勉強する人

 日々の介護で技術や知識は自然と身に付いていきます。よりよい介護サービス提供のため、業務に加えて勉強に取り組める人は、成長も早いです。介護業界はその激務から、新たな知識を取り入れようとか、最新の介護技術を身に付けようと努力する人は、残念ながら少ないです。逆に勉強する人は、どんどん出世していくチャンスがあると言えるでしょう。

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介護に向いていない人

協調性がない人

 介護は基本的にチームで動き、ご利用者への介助方法なども多職種で連携して方針を決定していきます。自分だけの考えで、勝手に介助方法を変えたり、独りよがりの介護は事故等につながる危険性があります。コミュニケーションを取り、連携していく事が基本になります。

排泄物や身体に触れる事に抵抗がある人

 介護の仕事の内容には、当然排泄物の処理や身体を清潔にするため、ご利用者のお身体に触れる場面があります。要介護者の排泄は、独特の臭いがしたり、軟便であったり、介護するにあたって苦慮する場面があります。そもそもそういった事に抵抗がある人は介護には向きません。

介護に転職するか迷ったら

情報収集をする

 介護と言っても、サービス種別は様々です。特別養護老人ホームやデイサービス、グループホームなどいろいろな形態があります。職員体制も違っていたりするので、インターネットで調べたり、介護業界に詳しい知り合いがいれば聞いてみると良いと思います。

自分が働く姿をイメージできるか

 介護は比較的参入しやすい業界です。私も今まで他業種から転職してきた方を多く見てきました。中には、自分が思い描いていたよりも難しいと感じたり、ゆっくり関わるという姿勢が難しかったり、続かない人も多くいました。参入はしやすいですが、思ったより苦労する事を理解しておきましょう。

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ハロワークや転職サイトで相談してみる

 ハローワークでは、相談内容に応じてその人に合った事業所を紹介してくれます。夜勤ができる人であれば、多くの求人から選ぶことができると思います。

 介護転職サイトも就職祝い金があったり、資格を取得する支援をしてくれるところがあるので、試しに登録してみても良いかと思います。

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田村厚生労働大臣より

 上記の制度活用には、2年間従事するという縛りがネックになっているという認識のようで、この期間を1年間に短縮する提案もされています。大臣曰く「1年間でも働けば、『やりがいのある仕事だな』と思ってもらえるのではないか。コロナ禍のピンチをチャンスに変えられないか」だそうです。福祉業界のPRにはよく『やりがい』とか『使命感』というワードが出てきますが、それだけでは介護職に就こうという人は増えません。処遇改善や職場環境の整備なども叫ばれていますが、まだまだ十分と言えない状況です。介護の魅力は、介護の職員がその経験を知識と技術を持って示していかなければならないと思います。

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