こんにちは、ほしくずです。
今回は、メンタルヘルスマネジメント検定の勉強方法について解説していきます。
先日(11/6)実施されたメンタルヘルスマネジメント検定を受験し、自己採点で合格点に到達しています。これから、メンタルヘルスマネジメント検定の受験を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに私がやった勉強をざっくり言うと...
合格した勉強法
・公式テキスト使用しない
・使用する参考書や過去問は2冊だけ
・綺麗なノートは必要なし
・インプットよりアウトプットを意識
・勉強期間は2週間(トータル25時間)
という感じです。
短期集中型で時間がない人でも実践できる内容です。
しかし、大前提があります!
合格するつもりで勉強しなければ、合格できません!
では、合格するための勉強をスタートしましょう☆
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)の難易度
まず、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種の難易度を確認していきましょう。
Ⅱ種のラインケアコースは、最も受験者の多い試験になります。ラインケアとは、職場に配置されている責任ある立場の人が、職場や部下ののストレスやメンタル不調に気を配り、問題があれば対策を施したり、防止を講じたりすることです。この詳しい内容も試験に出ます。
管理的な立場である人の役に立つ試験であるのはもちろん、ストレスチェックやストレスへの対処法、過重労働や労災保険などに関する知識も身につくため、個人としても勉強する意義があります。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種の実受験者数、合格者数、実受験者数に対する合格率はこんな感じです↓
回 | 試験日 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
第24回 | 2018/3/18 | 9,430 | 7,236 | 76.7 |
第25回 | 2018/11/4 | 8,937 | 5,816 | 65.1 |
第26回 | 2019/3/17 | 10,227 | 4,980 | 48.7 |
第27回 | 2019/11/3 | 9,936 | 4,302 | 43.3 |
第29回 | 2020/11/1 | 10,343 | 5,840 | 56.5 |
第30回 | 2021/3/21 | 10,686 | 7,285 | 68.2 |
第31回 | 2021/11/7 | 10,053 | 4,664 | 46.4 |
第32回 | 2022/3/20 | 11,128 | 7,763 | 69.8 |
直近は11月実施より3月実施の試験のほうが合格率が良い傾向です。
必要な知識は?必要な勉強時間は?
受験してみた感想としては、勉強すれば合格できるという印象で、難しく感じたりすることはありませんでした。
しかし、試験内容では制度や法律、調査データなどに基づいたものも出題されるため、正しい知識を身につけておくことが必要になります。細かい内容の入れ替えなど、意地悪な問題も出題されますので、確実な暗記が必要になります。
そんなこんなで、勉強時間の目安は一般的に30~60時間と言われています。
最速で合格する勉強方法
まず、公式テキストは使用しません。私、不真面目なので...というのは冗談です。
時間に余裕がある人やきちんとメンタルヘルスやラインケアについて学びたい人は、購入して勉強してください。
ただ、今回ご紹介するのは、最速で合格するための勉強法です。そのため、テキストを最初から学ぶ方法ではありませんし、満点を狙うものでもありません。
参考書はこの2冊で十分対応可能
使用する参考書は2冊です。
『スッキリわかる メンタルヘルスマネジメント(R)検定試験Ⅱ種ラインケアコース テキスト&問題集』は、公式テキストの重要ポイントが分かりやすくまとめられており、さらに各単元ごとに過去問や予想問題が用意されているため、インプットとアウトプットを効率よく行うことができるのが特徴です。
法律や制度、調査結果データなどもよくまとめられていて、覚えるポイントも非常に分かりやすいです。
『メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種ラインケアコース 過去問題集〈2022年度版〉』は、問題に慣れること、試験の出題傾向、弱点の発見、試験の予行演習に最適です。
掲載されている問題数は130問以上あり、解説も丁寧に記載されているため、これ1冊でかなりの実力がつきます。この問題集は、最低でも3回はくり返し行うようにしましょう。
綺麗なノートは必要ない
まずは、私が勉強開始時に作成していたノートをご覧ください。
我ながら、よくまとめられていて、めっちゃ勉強した感がありますよね。
でも...このページを作るだけで1時間以上かかっています。参考書で見れば、見開き2ページ分程度の内容です。
もうすでにお気づきの方もいると思いますが、これでは全てを網羅するのに時間がかかりすぎるんです。この作業をくり返すのであれば、問題をくり返した方が、合格する確率は断然高くなります。
ポイント
ノートは、勉強をした実感や達成感はあるが、時間に対しての効果が薄い
ご紹介した2冊の参考書があれば、ノートを作る必要はありません。参考書にすでにまとまっていることを転記するより、くり返し読む・解くを繰り返すほうが効率的です。
具体的な勉強方法
それでは具体的な勉強方法を解説していきます。
基本的な流れは以下の通りです。
最速勉強法
1,『スッキリわかる メンタルヘルスマネジメント(R)検定試験Ⅱ種ラインケアコース テキスト&問題集』をさらっと読んで、問題を解く
2, 『メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種ラインケアコース 過去問題集〈2022年度版〉』で、読んだ章の過去問を解いてみる
3,「理解している問題」「正解したけど曖昧な問題」「間違った問題」に分けて、チェック(付箋をつけるなど)する
4,過去問の解説を読んで確認する
5,『スッキリわかる メンタルヘルスマネジメント(R)検定試験Ⅱ種ラインケアコース テキスト&問題集』で、「曖昧な問題」と「間違った問題」を読んで確認する
これをくり返し行うだけです。
実際に受験して感じたことですが、ほぼ同じような言い回しで問題が出題されていますので、過去問をしっかりと解けるようになれば、合格点に十分届きます。
参考書は熟読しない(インプットに時間をかけ過ぎない)
参考書は、さらっと目を通して見たことない単語や制度、法律などに気づいたり、問題の出題の傾向が掴めればオッケーです。
時間をかけて理解しようと熟読しても、1回だけで全て理解することはできません。くり返し読むことがポイントです。ですので、読むときもあまり気を張らないこととくり返し読むことを意識するようにしましょう。
何度も間違う問題や自信がないところにはチェックを付けて、何度もくり返しましょう。必要なら書き込みをして、自分オリジナルの参考書にしていきましょう。
過去問をくり返し解く(とにかくアウトプット)
インプットよりアウトプットを中心に勉強していくために、過去問は最高の教材です。
くり返し解くことで、弱点の確認や出題傾向を掴むことができ、参考書でインプットする時の役にも立ちます。
過去問を解くことにシフトした際のノートがこちら↓
過去問を解いた後に、間違った箇所をチェックしています。この勉強が本当に効果ありでした。
自分の弱点を絞り込んでいく(弱点補強)
何度解いても間違う問題がありました。試験の1週間前には、その部分を中心に勉強して、弱点を減らすことに尽力しました。
その時にまとめたノートがこちら↓
弱点ばかりをまとめたノートです。つまり、これさえ全て理解すれば試験は合格間違いなしのノートです。
ポイント
理解したところは、忘れない程度に復習を行い、何度も間違う弱点は徹底的に潰す
試験当日も、このノートを確認すればほぼオッケーです!
独学のメリット
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種は、独学で十分合格可能です。
独学のメリット
・費用が安く抑えられる
・自分ペースで勉強できる
・好きな場所で、いつでもどこでも勉強できる
最大のメリットは費用面です。通信や予備校などに通うとなると数万円の費用がかかりますが、独学なら参考書2冊(数千円)で十分合格できます。
合格に向けて勉強できる意識のある人は、独学での勉強をお勧めします。
独学のデメリット
独学には、デメリットもあります。
独学のデメリット
・自分のやる気、意識に頼るしかない
・自分の勉強が不安になる
・自分との闘い
独学は、自分次第です。サボろうと思えば、いつでもサボれます。
合格に向けて勉強するという意識がなく、「なんとなく受けてみよう」程度であれば、独学での合格は難しいと思います。
最後に
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)は、独学で十分合格可能な試験です。
参考書と過去問でとにかくインプットとアウトプットをくりかえすことで、知識の定着につながります。
インプット3 : アウトプット7 くらいの意識です。
これから受験を考えてる方は、ぜひ参考にして下さいね。
第33回メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種を受験した方向けに、解答速報もご用意しましたので、受験した方はご参照ください。
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【解答速報】第33回メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種はどうだった?
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