早いところは12日(月)から新型コロナウイルスワクチンの接種が始まる。東京オリンピックの開催や平穏な日常を取り戻すことに期待が集まっているが、果たしてワクチン接種で特養の日常が取り戻せるのだろうか。
新型コロナウイルスワクチン
厚生労働省よると、3月30日時点での接種実績は、全国2356医療機関で計94万9731回となっている。うちは2回目の接種を実施した回数は9万6785回で、21日までにアナフィラキシーが疑われる症例が181件件報告されている。日本のアナフィラキシーに関する基準の違いのため、181件のうち国際分類に照らしてアナフィラキシーに該当すると判断されたのは47件。接種100万回あたりの発生件数は81件で、いずれの例も軽快したとの情報である。
米ファイザーと独ビオンテック共同開発 mRNAワクチン「コミナティ」
2月14日に特例承認された新型コロナウイルスワクチンで、現在医療従事者等に優先的に接種されている。抗原となるタンパク質を作り出すための設計図となるmRNAを直接体内に接種することで、抗原タンパク質を作り出すもの。
モデルナ社製ワクチン
日本での供給を請け負う武田薬品工業が3月5日に申請。早ければ5月にも承認される見込み。抗原となるタンパク質を作り出すための設計図となるmRNAを直接体内に接種することで、抗原タンパク質を作り出すもの。
アストラゼネカのウイルスベクターワクチン
令和3年2月5日に承認申請。遺伝子組換えチンパンジーアデノウイルスベクターワクチン(オックスフォード大学と共同開発)。特別な対応は不要です(季節性インフルエンザワクチンと同様の冷蔵庫保管)。
ワクチン接種にかかる期待
臨床試験では発症リスクが軽減するなど、発症予防の効果は高いとみられている。接種が進めば感染症患者や重症患者数が減り、逼迫している医療現場の負担は軽減されると考えられる。また、重症化するリスクが高い持病のある人や、65歳以上の高齢者に加え、若い人でも症状は軽いことが多いものの、後遺症に苦しむこともあるため、広く国民に接種が呼びかけられている。
拭いきれない不安
ワクチン接種が進んでもすぐに元の生活に戻れるわけではない。ワクチン接種によって感染リスクが軽減しても必ず感染しないわけではない。また、変異ウイルスに対しての効果もまだ未知数な状況である。ワクチン接種をきっかけに、今までどおりの生活を送れると思っているようであれば、逆に感染拡大のリスクを抱える事になる。マスク着用や消毒などの日常的な対策に加え、食事中の際のマスク着用や大規模イベントの自粛などは引き続き継続的に実施する必要があるのではないか。
福祉従事者にとっては、ワクチン接種が逆にリスクを生む。やはり安易に会食に参加する事はできないし、感染拡大地域へはワクチン接種後であっても控えるべきだと思う。しかし、周囲の人々が動き出せばその分感染リスクは上がってしまう。むしろより注意しなければならない状況になるのではないかと危惧される。ワクチン接種を機会に、今までの日常に戻るのはやはり難しいのだ。
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日常に戻るためには治療薬が必要
一時期、レムデシビルやアビガンなど、その治療のために使用された薬剤が注目を集めたが、最近ではワクチンの話題ばかりで、全然聞かなくなっている。最終的に元の日常に戻れるかどうかは、治療薬の開発にかかっていると思う。インフルエンザのように感染しても治療薬があるという安心感は、絶対的に必要。しかし、様々な合併症を引き起こす新型コロナウイルスであるため、完全に安心ということはもうないのかもしれないが...
私の勝手なワクチン陰謀説
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これだけワクチン接種をほぼ強制的(適切な言い方でないかもしれないが)に接種させようとする動きはむしろ何か陰謀があるのではないかと疑ってしまうのは私だけ⁈本来、数年の年月をかけて開発されるワクチンが1年足らずで出来てしまっている。過去の薬害エイズ問題などを考えてみても、製薬会社への不信感は拭いきれない。
そしてワクチン強制接種で思い浮かぶのがCGアニメ映画『ベクシル 2077日本鎖国』である。政府がでっち上げたウイルスに対抗するため、大和興業が開発したワクチンを国民が接種。人間が機械化していってしまうというアニメ。今のワクチン接種を前面に打ち出す施策、本当に怖い。そうでなくても、全国民総管理システム構築のため、ナノマシーンやICチップを埋め込まれるのではないかなど、いろいろ想像できてしまう。SFの見過ぎか⁈
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いずれにしてもワクチン接種でオリンピック開催や今までの生活に戻れるなんて言うことはありえないということだ。